日本人の舌と味覚にドンピシャな
ミャンマーカレーを提供している
日本で激レアな間借りカレー店
ミャンマーカレー実験室です。
5月の間借り営業のご案内を…
と思っていたのですが、
急きょ今週末のイベントに
関わってきたのでその報告から。
食べて支援するイベント
在日ミャンマー人支援を積極的に
行なっている 協力団体CONNECT
という組織があります。
この団体は、ほぼ毎月のように
シェアキッチンでミャンマーを
支援するイベントを開催しています。
いつもは大山で開催されるのですが
今回は日本ミャンマーMIRAI創造会との
共催で、新大久保駅の3階にある
今回のメニューは…？
これまでのCONNECTのイベントで
出されたメニューは
チェッターヒン*2や
ラカイン・モンティ*4などでした。
今回は
シャン・カウスェ*5
がメインメニューでした。
やっぱりミャンマーは
手軽に食べられる麺類が
好きなんだなぁ…と感じました。
そして店頭にはミャンマーの
副菜やスイーツなどといった
テイクアウトメニューも用意
されていました。
この飲食代の収益は
ミャンマー避難民への支援に
充てられます。
つまり、ミャンマー料理を
食べるだけで支援に繋がる
という仕組みなのです。
食べるだけじゃない！
今回は駅の階上ということもあり、
コンテンツが盛りだくさんでした。
16歳の女の子が企画・製作した
ミャンマーゆかりの商品が当たる
ラッキードロー(くじ引き)なども
ありました。
これらの収益は飲食と同様に、
ミャンマー避難民への寄付金として
充てられます。
私は主催ではないので
最終的な収益は分かりませんが
120〜130人以上くらいの方が
お越しになったのではないかと
思います。
ともあれ、
見事に大盛況のうちに
イベントが終了しました。
お越しいただいた皆様には
心より感謝を申し上げます。
でも、まだ解決していない
ミャンマー国内では軍による
無差別テロが未だに横行しており
国民は働くこともできず、
国外からの支援金でギリギリ
生きながらえている状態です。
そして、メディアが採り上げるのは
関しては一切触れません。
つまり、
日本人にはミャンマー情勢の
情報がほとんど知られていない
というのが現状なのです。
このポップアップイベントは
たしかに盛況でしたが、
日本人の来店比率を見てみると
まだまだ課題が山積みです。
私の間借りカレー屋も、
正直なところを言いますと、
ミャンマーカレーにシフトした
途端にお客様が半減しました。
昨年発行された某TRANSIT誌の
世界のカレー特集号でも、
ミャンマーだけが抜けている
という不自然な避けられ方を
しているのです。
メディア全体が情報操作でも
しているんじゃないかという
疑いさえ感じます。
…と、ネガティブなことばかり
呟いても前に進むことはないので
私なりにミャンマー支援を続けて
メディアが動いてくれる可能性を
信じていきたいと思います。
5月の間借り営業
ということで、私の間借り営業でも
収益の一部をミャンマー避難民への
支援に充てております。
【5月の間借り営業日】
営業日：５月２８日(土)１７～２０時
場所：ケララの風モーニング
【今回のメニュー】
・無水チキン風チェッターヒン(親鶏Ver.2.1)
・ペーボウッヒン (納豆カレー)
・ワッタードゥトー(ミャンマー式豚もつ煮)
・ジントゥ(ミャンマー式生姜サラダ)
【完全予約制です】
インスタ、ツイッターのDMで受け付けます。
◆お名前
◆人数
◆連絡先
◆希望時間帯(17時～ ／18時～ ／19時～ )
をご明記ください。
先着順で各時間帯とも上限8名様です。
皆様からのご予約・ご来店を
心よりお待ち申し上げております。
*1:キムチ,ドリアン,カルダモン,,,：新大久保駅階上にあるポップアップレストラン。各国の食文化や食材が個々の個性をそのままに鎮座し混在する新大久保＝カオス・を表現した99の単語の中から切り取られた3つの単語を会場名にしています。
*2:チェッターヒン：チェ＝鶏、ター＝肉、ヒン＝(スパイスを含んだ)おかず・煮込みを指し、転じて「ミャンマー式チキンカレー」となります。
*3:マンダレー・ミーシェイ：ナンジートゥッと称されることもある米麺サラダのこと。メジャーなところでは、チキンまたはポークカレーとスライスしたゆで卵と玉ねぎ、コーンスターチ（ゼリータイプとして煮たもの）、赤唐辛子フレークをトッピングします。
*4:ラカイン・モンティ：ベンガル湾に面したラカイン州の代表的なシーフードヌードル。魚介ダシヌードル。魚介ダシのスープに米麺、玉ねぎや香味野菜をトッピングします。
*5:シャン・カウスエ：シャン州の有名な麺料理だが、店や家庭によってさまざまなバリエがあるため標準がどのようなものか定義するのが困難な一品。今回出てきたものは、細麺にヤンニョムチキン的な甘辛な鶏肉餡をかけたものでした。トッピングにはパクチーとトーフジョー。
*6:ヤンゴンかるた：2021年のクーデター時に現地にいた16歳の日本人の女の子が、日本帰国後にミャンマー文化の啓蒙とミャンマー避難民支援を目的に企画・制作。クラウドファンディングもわずか2週間で100%達成という偉業を成し遂げました。
