日本人の舌と味覚にドンピシャな
ミャンマーカレーを提供している
日本で激レアな間借りカレー店
ミャンマーカレー実験室です。
今月の間借り営業は
日時：5月28日(土) 17～20時
です。
今回の間借り営業で出す
無水チキン風チェッターヒンは
親鶏を使います。
以前にも親鶏のチェッターヒンを
出したことがありましたが、
私がいま一番使いたいお肉が
この国産の親鶏なのです。
なぜ親鶏なのか？
を今回は解説したいと思います。
親鶏を使う理由・1
誰もカレーに使ったことがないから。
というのが一番の理由です。
特異性を狙うつもりは全くないですが
最近はウクライナ内戦にかこつけて
あらゆる物価が跳ね上がっています。
スーパーで売っている鶏肉も国産は高く
生肉はブラジル産がかなり幅を利かせ、
冷凍もブラジル産や中国産がかなり
増えているのが現状です。
コスト面で安くしたいのは分かりますが
個人的に肉質があまり好きじゃないんです。
(素人のくせにすみません)
で。
いろいろ探していたとき、地元の飲み屋で
香川県の裏名物・骨付鳥
というものを偶然見つけました。
この骨付鳥は文字どおり骨付き鶏もも肉を
じっくりホイル焼きにした料理なのですが、
なんと親鶏も使うというのです!!
地元で自分の求めていた肉に出会えるなんて!!
引き寄せの法則って本当にあるんですね。
んで、お店に入って親鶏の骨付き鳥を注文。
30分待って出てきたものを、
ひとくち齧ってびっくり‼︎
カッチカチに硬い肉質！
噛み切れない分厚いゴムをひたすら
噛み続けるような料理なのですが、
でも噛むたびに出てくる強烈な旨味…。
それでいて国産の鶏もも肉としては
かなり格安で入手が可能なのです。
これだ！これしかない！
と確信しました。
親鶏を使う理由・2
親鶏は別名「廃鶏」とも呼ばれます。
もともとカチカチに硬い肉質なので、
なかなか表に出せない存在なのです。
さらに調べてみたところ、
鶏肉加工品や冷凍食品、ペットフード
といったものにしれっと使われている
ことも分かりました。
なんだ、普通に日常で食べられてるじゃん。
だったら使わない手はないですよね。
イマドキのSDGsに当てはめてみても、
サステナブルな視点で親鶏を使うのは
社会的にかなり有効なのかな、と。
ちなみに、自分の知る限りでは、
親鶏をカレーに使ってるのは
全国でも私だけです。
※もし他に見つけたら教えてね
親鶏はこう加工する！
とはいえ、普通に親鶏に火を通しても
骨付鳥のようにカチカチな肉質なので
そのままカレー用として使うのは
非常に難しいお肉です。
そこで、以前作った無水チキンの手法で
今度は若鶏ではなく親鶏を調理したら
一体どうなるのだろうか？
というインスピレーションが頭の中に
降りてきました。
幸いなことにミャンマーの料理には
素材の水分を抜いて旨味を引き出す
スィービャン(油戻し法)という調理法が
あるため、油を多用するという共通項から
プロセス的にも親和性が高いのです。
※無水チキン風チェッターヒン開発の記事で
同じことを書いたかもしれませんが
予想どおりの検証結果
そう思い立って試作を繰り返した結果、
親鶏の硬い肉質を適度な弾力を持つ状態
にまで下げることに成功しました。
合法かつ安全な方法で親鶏特有の
肉の硬さを解消することができました。
(どんな方法かは希望者に当日お伝えします)
スーパーやコンビニの弁当や総菜に使われる
ブヨった肉質の若鶏とは比べものにならない
ほどの心地よい噛みごたえと、化学調味料を
若鶏に足しても出せないほどの、超強烈な
鶏の旨味が出てきました。
客観的に見ても、
これはヤバい美味しさです。
繰り返しますが、
親鶏を使ったカレーは
日本中を探しても私だけです。
日本初の親鶏を使ったサステナブルなカレーを
ぜひ食べてみてください!!
たぶんネイティブのミャンマー人が食べたら
「これはチェッターヒンじゃない」
と言われるかもしれません。笑
でも、これが私の作るカレーの集大成
とも言える会心の一作です。
皆様からのご予約・ご来店を
心よりお待ち申し上げております。
【ミャンマーカレー実験室】
◆営業日◆
5月28日(土) 17時～20時
◆間借り場所◆
ケララの風モーニング
【予約方法】
DMで受け付け中です。
①お名前
②人数
③希望時間帯(17時～／18時～／19時～)
※1時間ごとの入れ替え制です
④ご連絡先
をご明記ください。
各時間帯とも8名が上限です。
◆予約締め切り
5月25日(水)23:59
です。
